構造化データとは、ページの中身を、検索エンジンが読み取りやすい決まった形で書き添えるものです。
お店や中小企業のホームページなら、まずは会社・お店の情報から入れれば十分です。
「構造化データを入れないと、検索でもAIでも置いていかれる」と聞いて、あせっていませんか。
Googleは、構造化データを検索結果の見え方(リッチリザルト)のために使うよう案内しています。
一方で、AIの機能のために特別な構造化データを足す必要はない、とも説明しています。
この記事では、Googleの公式の説明をもとに、お店・中小企業のホームページで何を入れればよいかを絞ってまとめました。
コードの細かい書き方ではなく、何を入れて、何に気をつけるかが分かることを目指します。
- 構造化データとは何か、入れると何が変わるのか
- お店・中小企業のホームページで入れる4つ
- よくある質問と口コミの星について、知っておきたい変更と決まり
- ページに見えている文と一致させるなど、気をつけることと確かめ方
構造化データとは?ページの中身を検索エンジンに伝える書き方

構造化データは、ページに書いてある中身を、決まった形で検索エンジンに伝えるための書き方です。
Googleは、構造化データを使うと、ページをより正確に理解できると説明しています。
意味が分かれば、業者の話をうのみにせずに済みます。
「構造化データ」という言葉は、専門的すぎて身構えてしまいますよね。
ホームページの文章は、人が読むために書かれています。
たとえば「営業時間 9時〜18時」と書いてあれば、人はすぐに営業時間だと分かります。
構造化データは、同じ中身を「これは営業時間です」とラベルを付けた形で書き添えるものです。

Googleは、構造化データを使ってページの意図を伝えると、ページをより正確に理解できるようになると説明しています。
書き方の決まりは、主にschema.org(スキーマ・ドット・オルグ)という共通の言葉の一覧を使います。
形式は3つありますが、Googleは多くの場合、JSON-LD(ジェイソン・エルディー)という形をすすめています。
出典:Google 検索セントラル『構造化データ マークアップとは』(2025年12月更新)
ちなみに、データの分野でも「構造化データ」という同じ言葉を使います。
表の形に整理されたデータを指す言葉で、ホームページの構造化データとは別の話です。
この記事では、ホームページの構造化データだけを扱います。

構造化データって、ホームページの見た目が変わるものなんですか。

ページを見た人の画面は変わりません。
構造化データは、ページの中身を検索エンジンに伝えるために書き添えるものです。
変わる可能性があるのは、検索結果での見え方のほうです。
構造化データで変わること:検索結果の見え方(リッチリザルト)

構造化データを入れると、検索結果で、ふつうより情報の多い見え方(リッチリザルト)になることがあります。
ただし、Googleは表示されるとは限らないと説明しています。
何が変わるかを知れば、入れる意味を自分で判断できます。
「入れたら、すぐに検索結果が変わるの」と期待してしまいますよね。
Googleは、構造化データを追加すると、より目を引く検索結果を表示できるようになると説明しています。
この見え方をリッチリザルトと呼びます。
Googleの一覧には、たとえば次のようなものが並んでいます。
- ローカル ビジネス:営業時間・評価・経路などのお店の詳しい情報
- 組織:ロゴ・正式な名前・住所・連絡先などの会社の情報
- パンくずリスト:そのページがサイトの中のどこにあるか
- 商品・レシピ・イベント:価格や材料、日時などの情報
出典:Google 検索セントラル『Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ』(2026年6月更新)
ただし、構造化データを入れても、表示されるとは限りません。
Googleは、ページを正しく書いても表示されない場合があるとして、検索した人や端末などに合わせて見え方を調整していると説明しています。
ふつうの文字だけの結果がいちばんよい、と判断されることもあります。
入れれば順位が上がる、表示が約束される、というものではありません。
出典:Google 検索セントラル『Google 検索上の構造化データ ガイドライン』(2026年9月更新)
「AI対策に必要」は本当?Googleは特別な構造化データは不要と説明

Googleは、AIの機能に表示されるために、特別な schema.org の構造化データを足す必要はないと説明しています。
そのうえで、リッチリザルトのために、SEOの一部として使い続けることをすすめています。
Googleの答えを知れば、AI向けの対策に余計な費用をかけずに済みます。
「構造化データを入れると、AIに選ばれやすくなる」という記事も多く、気になりますよね。
ところが、Googleは公式のページで、次のように書いています。
「AI 機能で表示されるために、新たにコンピュータが解読可能なファイルや AI テキスト ファイル、マークアップを作成する必要はありません。
また、特別な schema.org の構造化データを追加する必要もありません。」
出典:Google 検索セントラル『AI 機能とウェブサイト』(2025年12月更新)
2026年に出た、生成AIの機能についてのGoogleの手引きでも、同じ考え方です。
「構造化データに対する過剰な取り組み」は、する必要のないことの1つに挙げられています。
同じ所で、リッチリザルトの対象になる助けになるので、SEOの一部として引き続き使うことをすすめています。
出典:Google 検索セントラル『Google 検索における生成 AI 機能への最適化のための Google ガイド』(2026年9月更新)
構造化データは、ふつうの検索のための決まり
まとめると、構造化データは、AIのための特別な仕掛けではありません。
ふつうの検索で、ページの中身を正しく伝えるための決まりです。
AIの答えに自社の名前が出ることは、構造化データを入れても約束できません。
AIの答えに向けた工夫は、特別なことではなく、土台は正しいSEOです。
全体の考え方はLLMO対策とはに、AI用のテキストファイルの話はllms.txtとはにまとめました。
GoogleのAIによる概要のしくみはAI Overviewとはで書いています。

業者から「AI対策に構造化データが必要」と言われて、見積もりをもらいました。

Googleは、AIの機能に表示されるために、特別な構造化データは要らないと説明しています。
構造化データは、リッチリザルトのための、ふつうの検索の決まりです。
見積もりの中身が、ページに見えている情報を正しく伝えるものかを確かめてみてください。
お店・中小企業が入れるもの1:会社・お店の情報

まず入れたいのは、会社の情報(Organization)か、お店の情報(LocalBusiness)です。
どちらも、ホームページに書いてある名前・住所・電話番号などをそのまま伝えます。
会社・お店の情報から入れれば、いちばん大事な所から整えられます。
「種類がたくさんあって、どれを入れればいいか分からない」と迷いますよね。
お店や中小企業のホームページなら、次の4つを知っておけば十分です。

| 入れるもの | 何を伝えるか | 入れるページ |
|---|---|---|
| 会社の情報(Organization) | 名前・ロゴ・住所・電話番号など | トップページ |
| お店の情報(LocalBusiness) | 名前・住所・電話番号・営業時間など | お店の情報が載っているページ |
| サイト名(WebSite) | ホームページの名前 | トップページ |
| パンくずリスト(BreadcrumbList) | そのページがサイトのどこにあるか | 各ページ |
会社の情報(Organization)
Googleは、トップページに組織の構造化データを入れると、会社の情報の詳細を把握して、検索結果で会社を見分けやすくなると説明しています。
入れなければいけない項目は決まっていません。
そのかわり、会社に当てはまる項目を、できるだけ多く入れることをすすめています。
- 会社の名前
- ロゴの画像
- ホームページのURL
- 住所・電話番号・メールアドレス
- ほかで公開しているプロフィールのページ(SNSなど)
出典:Google 検索セントラル『組織のスキーマ マークアップ』(2026年9月更新)
お店の情報(LocalBusiness)
店舗を持つ業種なら、お店の情報の構造化データがあります。
Googleは、営業時間などを伝えられると案内していて、入れなければいけないのは、名前と住所の2つです。
すすめる項目には、電話番号・営業時間・URL・場所の緯度と経度・価格帯、飲食店ならメニューのURLが並んでいます。
種類は、できるだけ具体的なものを選ぶよう書かれています。
たとえば飲食店なら、お店一般ではなく「Restaurant」のように、業種に近い種類を使います。
出典:Google 検索セントラル『ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データ』(2026年9月更新)

うちは工務店ですが、会社の情報とお店の情報、どちらを入れればいいですか。

お客さんが来られる事務所やショールームがあるなら、お店の情報(LocalBusiness)が合います。
お店の情報は、会社の情報の一種として扱われています。
住所・電話番号・営業時間は、ホームページに書いてあるとおりに入れてください。
入れるもの2:サイト名とパンくずリスト

サイト名(WebSite)は、検索結果に出るホームページの名前を伝えるものです。
パンくずリストは、ページがサイトのどこにあるかを伝えます。
サイト名を伝えておけば、検索結果で会社の名前が正しく出やすくなります。
検索結果で、自社のサイトが思っていない名前で出ていて、首をかしげたことはありませんか。
サイト名(WebSite)
Googleは、希望するサイト名を伝えるには、トップページにWebSiteの構造化データを入れるとよいと説明しています。
サイト名を決めるときには、ページのタイトルや見出しなども見ますが、構造化データがいちばん大事だとしています。
あわせて、次のことをすすめています。
- 世の中で知られている、短い名前にする(正式な社名より、ふだんの呼び名など)
- 「〇〇で一番の歯医者」のような、一般的な名前は使わない
- トップページの中で、いつも同じサイト名を使う
- 選ばれなかったときのために、ほかの呼び名(代替名)も書いておく
出典:Google 検索セントラル『Google 検索でのサイト名』(2026年2月更新)
パンくずリスト(BreadcrumbList)
パンくずリストは、「トップ > サービス > ホームページ制作」のように、今いるページの位置を示す並びです。
構造化データで伝えておくと、検索結果にページの位置が表示されることがあります。
ただし、2025年1月から、スマートフォンの検索結果には表示されず、パソコンだけになりました。
出典:Google 検索セントラル『パンくずリスト(BreadcrumbList)のマークアップを追加する方法』(2026年9月更新)
WordPressなどで作ったホームページでは、テーマやプラグインが、パンくずリストの構造化データを自動で入れていることもあります。
新しく入れる前に、今の状態を確かめるのが先です。
よくある質問と口コミの星は?2026年の変更と決まり

よくある質問のリッチリザルトは、2026年5月7日から、Googleの検索結果に表示されなくなりました。
自社のサイトに載せた自社への口コミは、星の表示の対象外です。
最近の変更を知っておけば、古い情報で手間をかけずに済みます。
「よくある質問の構造化データを入れると、検索結果に質問が並ぶ」と聞いたことがあるかもしれません。
ところが、ここは2026年に大きく変わりました。
よくある質問のリッチリザルトは、表示されなくなった
Googleは、よくある質問のリッチリザルトが2026年5月7日以降、Google検索に表示されなくなると発表しました。
さらに6月には、よくある質問のリッチリザルトの説明のページを削除しています。
出典:Google 検索セントラル『ドキュメントの最新の更新内容』(2026年5月8日・6月15日の項目)
それでも、よくある質問のページそのものは、お客さんにとって大切な中身です。
料金・流れ・期間など、問い合わせの前によく聞かれることに答えておくと、問い合わせの前の不安を減らせます。
載せる中身の考え方は、中小企業が作る前に決める5つで書きました。
自社のサイトに載せた口コミは、星の対象外
口コミの星を検索結果に出したくて、自社のホームページに口コミを載せることもありますよね。
しかし、Googleは、お店や会社が自分への口コミを載せている場合は、LocalBusinessや組織の構造化データを使うページの星の表示の対象外だと書いています。
Googleビジネスプロフィールの口コミを、ウィジェットで埋め込んだ場合も同じです。
出典:Google 検索セントラル『クチコミ抜粋(Review、AggregateRating)の構造化データ』(2026年9月更新)
お店の口コミを増やしたいなら、Googleビジネスプロフィールで、来てくださったお客さんにお願いするのが正面からの方法です。
頼み方は口コミを増やす方法にまとめました。

よくある質問の構造化データは、前に業者に入れてもらいました。

Googleの検索結果には、もう表示されません。
急いで外す必要があるかは、入れてもらった業者に確かめるのが確実です。
それよりも、よくある質問のページの中身を、新しく正しく保つことを大事にしてください。
注意:構造化データは、ページに見えている文と一致させる

構造化データには、ページを見た人に見えている中身だけを書きます。
見えない情報や、実際と違う情報を書くと、リッチリザルトに表示されなくなることがあります。
見えている文とそろえておけば、手間をかけたのに逆効果という事態を防げます。
「検索エンジンにだけ伝わるなら、多めに書いておこう」と考えてしまいがちですよね。
ところが、Googleの決まりは、まったく逆です。
GoogleのAIの機能のページでも、SEOの基本の1つとして、構造化データをページに表示されるテキストと一致させることが挙げられています。
構造化データのガイドラインには、次のような決まりが並んでいます。
- ページを見た人に表示されない中身は、書かない
- ページの内容と関係のない中身や、誤解をまねく中身(うその口コミなど)は書かない
- 自社の持ち主や所属、主な目的を偽らない
- 古くなった情報のままにせず、最新の情報にする
Googleは、構造化データを保つためだけに空のページを作らないこと、正確であってもページに表示されない情報は加えないことも書いています。
出典:Google 検索セントラル『構造化データ マークアップとは』(2025年12月更新)
決まりに反すると、手動による対策がとられ、リッチリザルトに表示されなくなることがあります。
一方で、構造化データについての手動による対策は、ウェブ検索での掲載順位には影響しない、とも説明しています。
出典:Google 検索セントラル『Google 検索上の構造化データ ガイドライン』(2026年9月更新)
よくあるのは、営業時間や電話番号を変えたのに、構造化データだけ古いままのケースです。
ページの文を直したら、構造化データも同じように直します。
入れ方と確かめ方:WordPressなら設定やプラグインから

WordPressなどで作ったホームページなら、検索エンジンの設定ページやプラグインで入れられる場合があります。
入れたあとは、リッチリザルト テストとSearch Consoleで確かめます。
手順が分かれば、コードを書かずに進められる場合があります。
「HTMLなんて触ったことがない」という方も多いですよね。
Googleも、WordPressなどを使っていてHTMLを直接編集できない場合は、検索エンジンの設定ページや、構造化データを入れられるプラグインを使う方法を案内しています。

入れる前に、今の状態を確かめる
まず、Googleの無料の道具「リッチリザルト テスト」に、自社のトップページのURLを入れてみます。
今のページで見つかった構造化データと、エラーがあるかどうかが分かります。
テーマやプラグインが、すでに入れていることもあるからです。
入れるときと、入れたあと
- 書く中身は、ページに見えている文から写す(名前・住所・電話番号・営業時間)
- 入れたら、リッチリザルト テストで重大なエラーを直す
- Search Consoleの「URL検査」で、Googleがページを読めるかを確かめる
- 公開したあと、Googleがページを見つけて読むまで、数日かかる場合がある
- そのあとは、Search Consoleのリッチリザルトのレポートで、エラーが出ていないかを見守る
出典:Google 検索セントラル『ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データ』(2026年9月更新)
Googleは、公開したあとに、テンプレートなどが原因で構造化データが正しく動かなくなることもあると書いています。
そのため、入れて終わりにせず、ときどき確かめることが大切です。
出典:Google 検索セントラル『構造化データ マークアップとは』(2025年12月更新)
ホームページを作った会社に頼むとき
自分で入れるのがむずかしければ、ホームページを作った会社に確かめてもらうのが近道です。
頼むときは、次の3つを聞いてみてください。
- 今、どの構造化データが入っているか
- 中身は、ページに見えている文と同じか
- 営業時間などが変わったとき、だれが直すか
当社のホームページ制作は、200,000円〜(税込)です。
載せる内容を決めて文章を書くところから、検索で見つかる設計(ページのタイトル・見出し・構成)、制作・公開までを含みます。
期間は約2か月、修正は2回までです。
公開後の記事は、1本10,000円(税込)で足せます。
くわしくはサービスと料金のページにまとめています。
よくある質問

どのページに入れるか、入れたのに変わらないとき、Googleビジネスプロフィールとの関係、自分で入れられるか。
よく聞かれる4つに答えます。
よく聞かれる質問に、4つ答えます。
ここまで読んで、まだ気になる点が残っていませんか。
構造化データは、どのページに入れればいいですか
Googleは、構造化データは、その中身を説明しているページに入れるよう書いています。
会社の情報とサイト名はトップページ、お店の情報はお店の情報が載っているページが目安です。
入れたのに、検索結果の見え方が変わりません
Googleは、構造化データを正しく入れても、表示されるとは限らないと説明しています。
まずリッチリザルト テストでエラーがないかを確かめます。
公開してから、Googleが読みに来るまで数日かかる場合もあります。
Googleビジネスプロフィールがあれば、構造化データは要りませんか
Googleビジネスプロフィールは、Googleの中でお店の情報を管理するものです。
構造化データは、自社のホームページの中に書き添えるもので、置き場所が違います。
登録はGoogleビジネスプロフィールの登録方法、整え方はMEO対策を自分で進める方法で書きました。
自分で入れられますか
WordPressなどなら、設定やプラグインで入れられる場合があります。
ただ、ページに見えている文とずれていないかを、入れたあとに確かめることまでがセットです。
むずかしければ、ホームページを作った会社に確かめてもらいましょう。
まとめ:構造化データは、見えている情報を正しく伝える決まり

構造化データは、ページに見えている中身を、決まった形で検索エンジンに伝えるものです。
お店・中小企業は、会社・お店の情報から入れ、見えている文とそろえ続けます。
さいごに、要点をふり返ります。
- 構造化データは、ページの中身を決まった形で伝えるもの。
リッチリザルトのための、ふつうの検索の決まりで、表示は約束されない - Googleは、AIの機能のために特別な構造化データは要らないと説明。
AIの答えに向けた工夫も、土台は正しいSEO - お店・中小企業は、会社・お店の情報・サイト名・パンくずリストから。
中身は、ページに見えている文と一致させる
今日できるのは、リッチリザルト テストに自社のトップページのURLを入れてみることです。
そのうえで、見えている文とそろっているかを確かめてみてください。
アプリコットフィルムは、SEO対策とLLMO対策を別料金にせず、最初から両方を意識してホームページと記事をつくります。
構造化データのことを一緒に確かめたいときは、お問い合わせフォームからご相談ください。
ご相談からお見積りまでは無料です。

